有限会社山本學商店

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2025-10-14 14:35:00

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 朝晩の冷え込みと乾燥が気になり始める秋は、体調を崩しやすい季節です。寒暖差や空気の変化に負けないためには、日々の暮らしの中でちょっとした工夫が大切です。この記事では、秋に特有の「冷え」と「乾燥」への対策を中心に、体調を整えるための生活習慣をご紹介します。体の内外からしっかりケアして、季節の変わり目も快適に過ごしましょう。

 

冷えを防いで「めぐりのいい体」へ 服装・入浴・食習慣を見直そう

 

  夏の疲れが残るなか、朝晩の冷え込みが日に日に増してくる秋。体調を崩す人が多くなるこの季節、特に気をつけたいのが「冷え」による不調です。寒暖差が大きくなることで自律神経のバランスが乱れ、免疫力の低下や睡眠の質の低下、さらには消化不良や肩こりといった症状も引き起こされやすくなります。まず実践したいのは、服装の見直し。体感温度が下がる前に、軽く羽織れるカーディガンやストールなどを持ち歩くと、体温の維持がしやすくなります。とくに、首・手首・足首の「三首」を冷やさないよう意識すると、全身の巡りもよくなります。

  シャワーで済ませがちだった入浴習慣も、湯船に浸かることで秋の体調管理に大きく貢献します。ガスで沸かしたお風呂は温度が安定しており、38〜40℃程度のぬるめのお湯に10〜15分ゆっくり浸かれば、体の芯からじんわり温まるだけでなく、副交感神経を優位にしてリラックス効果も高まります。入浴後は湯冷めを防ぐために靴下や腹巻きで保温をしましょう。

 さらに、体の内側から温める食習慣も大切です。しょうが、にんじん、かぼちゃ、長ねぎ、れんこんなどの体を温める食材を使った料理を積極的に取り入れましょう。具だくさんの味噌汁や煮込み料理は、手軽に栄養も摂れ、冷え対策にも最適です。夏に好んでいた冷たい飲み物や生野菜のサラダは控えめにして、常温の水や白湯、温かいお茶をこまめに摂ることで、内臓の冷えも和らぎます。「冷えは万病のもと」といわれるように、早めの対策で秋を健やかに乗り切りましょう。

 

 

乾燥に負けない体作り 肌・のど・空気の潤いを守ろう

 

 秋が深まるにつれ、空気の乾燥も進み、肌荒れや喉の不快感、風邪などのトラブルが増えてきます。

 とくに外気の乾燥に加え、エアコンや暖房による室内の乾燥も影響するため、「潤い対策」が体調管理の重要なポイントになります。まずできることは、加湿環境の整備です。加湿器の使用はもちろん、就寝時には濡れタオルを部屋に干すだけでも湿度は改善します。また、観葉植物を置くのも自然な加湿効果が期待できる方法です。

 乾燥を感じにくい暖房方法としては、床暖房の導入もおすすめです!

 風を使わずに足元からじんわりと温めるため、空気が乾燥しにくく、肌や喉への刺激が少ないのが特長です。家の中でも快適に過ごす工夫として、秋冬に向けてぜひ検討してみてください。

 

 肌や喉の乾燥には、外側からのケアと内側からのケアをバランスよく行うことが必要です。スキンケアは保湿力の高いアイテムに切り替え、洗顔後や入浴後すぐの「3分以内保湿」を心がけると乾燥を防げます。外出時にはマスクを活用して喉や鼻の粘膜を守るのも有効です。水分補給は夏よりも忘れがちになりますが、体内の潤いを保つには季節を問わず重要です。冷たい飲み物ではなく、常温の水や白湯、ハーブティーなどを意識的に摂るようにしましょう。

 

 また、秋の果物には乾燥対策に役立つ栄養素が豊富です。梨や柿には水分とともに喉を潤す作用があり、ぶどうやりんごはビタミンやポリフェノールを含み、肌の健康にも役立ちます。さらに、質の良い睡眠を取ることも免疫力を保ち、乾燥による風邪予防につながります。寝る直前のスマホは避け、部屋の照明を落として心身をリラックスさせる工夫を。秋は「気づかないうちに不調が進んでいる」ことが多い季節。だからこそ、少しの意識と工夫で大きな変化を感じられる時期でもあります。